母関数とラプラス変換・フーリエ変換の類似性
数列←→その母関数と、関数←→そのラプラス変換、関数←→そのフーリエ変換 は、とてもそっくりだ。
特に、畳み込みに関する性質と微分に関する性質がおもしろい。
※フーリエ変換の定義はとする
の母関数をそれぞれ
のラプラス変換をそれぞれ, フーリエ変換をそれぞれとする。
畳み込みに関して、次が成り立つ。
(1)の母関数は、
(2)のラプラス変換は、
(3)のフーリエ変換は、
をの差分とよぶ。
差分、微分に関して、次が成り立つ。
(1)の母関数は、
(2)のラプラス変換は、
(3)のフーリエ変換は、
どれも一次の因子が出てくる。
(2),(3)が部分積分によって証明できるように、
(1)も"部分和分"で証明できる。
差分微分については、もう少しいじった方が良い類似になる気がする。Xの代わりに1/Xを使うなど。