数学大好き宣言!

勉強メモ。おもしろいことを探していきたい。

3元2次形式の「クリスマス型」定理 (数値実験)

フェルマークリスマス定理とは
「pが素数のとき p≢3 (mod 4) ⇔ x²+y²=p が整数解をもつ」
という定理のこと。

ところで、次の定理が知られている:
定理(1798,ルジャンドル)
nが自然数のとき n=4ᵏ(8m+7) (k,mは非負整数) ⇔ x²+y²+z²=n が整数解をもたない

この定理において、n=pを素数に制限すれば、pは4の倍数でないから、
「pが素数のとき p≢7(mod 8) ⇔ x²+y²+z²=p が整数解をもつ」
という、クリスマス定理にそっくりの定理が得られる。

計算ツールを使って、このような定理をたくさん探してみた。
クリックで計算結果が開きます。

注意:2変数の場合からすぐに証明できることもある。
例:(定理)p≢3 (mod 4) ⇔ x²+y²+4z²=pが整数解をもつ
証明:⇒は、x²+y²=p の解を使えばよい。
⇐も簡単。x²+y²+4z²=pの両辺のmod4 をとると x²+y²≡p(mod 4). (平方数)≡0,1(mod 4) だから左辺は3ではない。(x²+y²=pのときと全く同じ議論)