数学大好き宣言!

勉強メモ。おもしろいことを探していきたい。

アーベル拡大の円分体での表示メモ

気付いたかもしれない。

・7分体ℚ(ζ)を例にとる。ガロア群について、ζ→ζ^3は生成元になるのでそいつをσとしとく。今7分体から、σ^{偶数}の置換(平方剰余の部分群)で不変しかしσでは不変でない数を何でもとってくる。これはどんな数かというと、まず部分群を最大にとってるんでそれで不変の数は少ない方なんだけど、これはℚ(√ー7)の元で有理数でないものになる。ここまでは既知の結果の整理にすぎないと気付いた。

こっから新しいことができる。ζ→ζ^{-1}で不変な部分体を今度はとると、これはℚ(ζ)のうち3次の数を集めたことになるのか!さらにうまくいくのが、ちゃんと、この置換では不変だが他の置換ではそうでないものを選んでやると(αとおく)、体ℚ(α)は真の部分体を持たなくなるはずだ!素数最高!そうℚ(α)のガロア群は3次の巡回群になって、その次数が素数だから部分群なしがわかってそこからガロア対応より部分体なしが出る。3次巡回群くらいなら部分群ないの自明だけど。

さあさあ。例のsinの、平方根を求める公式が、体の表示を得たところに功績があるなら、同じことは速攻でできるはず!てきとうにαを選んでそいつの満たす方程式を調べるだけだ。αをうまく選べば方程式を簡単に求められるかもしれず、そこにセンスが問われるなあ。

やりのこしはあるなあ。「すべての」3次の拡大(3次はアーベル確定)を求めるためには足りてないんで。やはり3次拡大そのものをよく知る(まず同型判定する)必要があるからなあ。