2021-12-15 9999の加法定理、フィボナッチ数列の加法定理 数学 不思議な計算がある。 (n桁), (n+1桁) とおくと、 となっているようだ。三角関数の加法定理にそっくりだ!これは、 となっていることに着目すると、 次の定理を使って示せる: 定理 とおくと、 証明: 復号の上側が, 下側が だから、和をとって .□ これに, , を代入すると前掲の公式となる。 なお、を代入し、両辺をで割ると通常の三角関数の加法定理となる。 さらに、を代入し、両辺を4で割ると双曲線関数の加法定理となる。 さらに。 とおく。 フィボナッチ数列は と書けるから、 また、リュカ数は と書けるから、 公式の両辺をで割って よって (フィボナッチ数列の加法定理)